Webブラウザ開発のLunascapeは6月16日、米国シリコンバレーに100%子会社を設立したと発表した。世界展開に向け、研究開発と多言語サービスの拠点とする。
資本金30万ドルで「Lunascape
Inc.」を設立した。代表は近藤秀和社長が兼任し、現地での指揮をとる。日本本社での活動は従来通り継続するとしている。
同社はWebブラウザ「Lunascape」を開発した近藤社長が創業。同ブラウザの累計ダウンロード数は約900万。
ソース< Lunascapeが世界展開へ シリコンバレーに現地法人 >
Lunascapeの特徴
Lunascapeは、IEコンポーネントブラウザでありながら、 HTMLレンダリングエンジンをTrident (IE)とGeckoとで切り替えて使用することができる、HTMLレンダリングエンジンの切替機能をバージョン2.0で採用。
その後他のタブブラウザに広まっていった。Geckoエンジンはrv:1.8のベータ版を使用していたが、ver4.6以降は更新されFirefox2.0.0.11と完全互換化された。
Lunascapeの基本的な特徴としてはIE拡張ツールバーやサイドバーのアドオンに対応、独自機能・IEアドオン両者を含めたサイドバーの複数同時表示・浮動表示のほか、RSSリーダー機能、お気に入りの自動ソート機能なども備えている点が挙げられる。
これらは主にIEとの互換性を維持した状態での多機能性を目的としており、IEで利用していた機能をほぼそのままLunascapeへと移行させることを可能にする。
また、バージョン3.6.0以降では、URLを登録するだけで利用可能なポッドキャスティング機能やスキンの自動切換え機能などの機能追加、ミクシィやはてななど各サイトへの対応化がなされている。
スキンの自動切換え機能は4.0.0でさらに強化され、タイトルバー部分にもスキンを適用できるようになった。
スペックの低いパソコンを対象とした改良型製品Lunascape Lite版や、USBメモリに入れて持ち運べるLunascape Pocketも公開されている。さらに近年は各企業と提携した機能特化版の提供も徐々に増えてきている。(wikipediaより)